mogumogu nap

徒然なるままに、日暮らし、硯にむかひて、心にうつりゆくよしなしごとを、そこはかとなくかきつくる

yama girl #3 山ガールは死なない。

どーも、お元気にしていますか皆さん。私は昨日のランニングの影響でちょっと筋肉痛でなかなか布団から動けないでいます笑笑

春からは本格的に登山を始めたいと思っているのでコツコツ体力づくりです😃

 

 

前回、道に迷わないためには地図とコンパスを使うという話をしました。え、覚えてない?笑

 まだ見てないって方は見てね

 

mogumogu-1-mayu.hatenablog.com

 

もしかしたら、スマホGPSあればいいんじゃないの?って思うかもしません。たしかに最近のスマホGPSの精度が上がり、オフラインでも使えるアプリなどがあったりしますがツールを一つに限定するのは得策じゃないですよね。バッテリーも心配ですしちょっとでも不安があるのは精神衛生上良くないです(笑)

 

古典的な方法に思われるかもしれませんが、これら地図、コンパスは

  • オフラインで使える(便利!)
  • 壊れにくい(すご〜い!)
  • バッテリーに関係なく使える(すげー!)
  • 正確な方向が確実に知れる
  • 極限の環境において本当に信頼できるのは経験で培われた自身の知識、スキルであるディスカバリーチャンネルが教えてくれた大事なこと笑)

 

なのでこれがなんだかんだで一番大事なスキルです。

とはいえ、なんら難しいことを話すつもりはありません!たぶんみんな習ってるはずだし「こんなの習ったなー」と思うかなーと笑

それでは地図とコンパスの使い方を学んでいきましょー

 

まずは、うーん地図読みの方法からですかね。

 

地図読みにおいて大事なことが

  • 縮尺
  • 等高線
  • 地図上の北 (真北) と磁北との関係
  • 地図記号

まあざっとこんな感じです。少ないでしょ?笑

てか小学校で習ったでしょ、よゆーよゆー!バカな私でも覚えてますわこんなん

 

【 縮尺 】

→ 基本的には国土地理院が発行する1/25,000 (2万5千分の1)の地図を使いますが、広範囲を見る場合には1/50,000 (5万分の1)のものを使います(他にも登山において必要な情が補足で書いてあったりする登山地図も使いますが)

 

この二つの違いはと言いますと、同じ範囲を前者はより大きく拡大したものなので同じだけの距離を表すのに倍率の違い分である2倍の長さを必要とします。つまり地図で距離を測るときに、

1kmの距離を1 /50,000なら2cm、1 /25,000なら4cm

測ればいいのです

 

いちおー検算してみましょう。1kmはcm単位に直すと100,000cmです

それぞれの縮尺で割ると

100,000[cm] / 25,000[cm] = 4[cm]

100,000[]cm / 50,000[cm] = 2[cm]

 

ちなみに、一円玉は2cmくらいです。知らなかったでしょ(ドヤッ

よかったら距離測るのに使ってみてくださいね

 

【 等高線 】

→ お次は等高線のお話をします。地図にはミルフィーユみたいな線(見えません?笑)がいっぱい引いてあります。これらは等高線と呼ばれるもので簡単に言うと同じ線が這っている場所は同じ高さだよーってことを表してます

等高線には主曲線計曲線と呼ばれるものがあります。これらが表すのは隣り合う等高線との高さの差で、それぞれ  ハイ! チューモク!!

 

  • 主曲線 (1/25,000) → 10m  

      (1/50,000) →  20m 

 

  • 計曲線 (1/25,000) → 50m

      (1/50,000) → 100m

 

(他にも補助曲線がありますが今回はとりあえず無視!)

 

この等高線、すごくグレートなもので等高線の詰まり具合でその場所が"急な斜面 or 谷になっている"とか"ここは間隔が広く、伸びているから尾根だ"とか色々と情報が詰まっている宝箱なんです(笑)

山の地形を把握するには手のひらを想像してください。ピークと呼ばれる山の山頂 (等高線が丸く閉じている場所)から手の指に当たる「尾根」と呼ばれる傾斜の変化が緩やかな山の肩みたいな地形が四方に広がっています。尾根と尾根の間にはがあります。

 

みなさん、山を上り下りするのに急斜面は嫌ですよね、ですから基本的にはこの尾根を通ることになります。谷には山から流れ出した水が集まりやがて川となりますが水は地形を絶え間なく削りながら流れるので地形の変動が激しく、無数の滝が形成されています。ここをゆくのは修羅の道です。

 

 

 

書いてて疲れちゃったので大好きな女の子たちの話しますよ笑笑

私が山登りに興味を持ったのは、かの有名な(?)ヤマノススメという漫画を見てからです。主人公の雪村あおいちゃんは今の私のように何の変哲も無い生活を送っていましたがある日、幼馴染で小さい頃に山登りをよく一緒にしていた倉上ひなたという活発な女の子と再会を果たし再び登山という非日常へと足を踏み入れることになります(半強制的ですが笑)

最初は乗り気じゃなかったあおいちゃんも山登りをしているうちにその楽しさに魅了され、ハマっていくこととなります。でもそれには数々の困難や仲間との絆のエピソードがあり私もこれにはまっていくこととなります笑

ここには書き切れないので続きはまた今度ってことで笑

 

 

余談はこのくらいにしておいて、はい次ー!

【 地図上の北(真北)と磁北との関係 】

→ これはね、ざっくり言うと

地球上の北極点である真北と磁力的な北(コンパスが指し示す北)がずれてるよー

ってことなんです。このズレのことを偏角っていうんですけど、これ場所によっても違うし(地球は丸いからね)その時々によって移り変わるものなんです。なんでかは知りませんが笑

偏角は御住まいの地域によりますが、関東ならだいたい7度くらい西にズレています(西偏7度という)

偏角の値はだいたい地図に書いてあります。書いていない場合は行く山がある地域の偏角を調べてくださいね。

 

ここからが大事なんですが、、の真北と磁北との関係ですが、地図では上が真北です。ではコンパスが指す矢印はどこを向いているか?そう、磁北です

つまり磁北を表す線をあらかじめ地図に書き込んで行かないとコンパスを持っていても正しい方角を知ることはできません。この線を磁北線と言いますが、印刷した地図にこの磁北線を書き込む必要があります。

 

ここに愛すべき日本の首都、小樽があります。

 

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愛すべき日本の首都、小樽。西偏9度40分

ここ、首都である小樽において磁北真北に対して西に9度40分のズレがあります。(2019年 2月時点)。40分というのは、これは60進数です。つまり9 + 40/60 度のズレがあります

 

ここからは小学校では習わない知識ですが三角関数を使います。θは9.666...度なので計算サイトによるとtan 9.666...度は0.170334らしいです笑

 

計算サイトのリンクもいちおー貼っておきます笑

⬇️

三角関数(度) - 高精度計算サイト

 

直角三角形ABCのtanB (θ = 9.666...)が0.170334 

つまり画像の地図上の北に向かって10cmの線とそこから横に向かって1.7cmの線をこっそりシャーペンで引き、その終点とスタートの点を結べば磁北線となるわけですね✨(わかるかな?)

これは偏角によって違うからみんな自分で計算して出してね、最近の地図アプリは磁北線を入れてくれる機能が付いてたりするのでそれ使ってもいいですが

 

 

あと、磁北線はコンパスと組み合わせて方向や現在地を知る時にコンパスを当てながら使うので地図上に何本か引いてある方が使いやすいです。先ほどの方法で一本だけ磁北線を引いたら何か長方形の物を当てて同じ角度で何本か線を引いておきましょう(お持ちのコンパスのベースを使うとやりやすいです)

 

 

つ、疲れた(笑) ブログって書くの大変なんだね・・・

 

はい、最後の一つ「地図記号」いきましょー

 

地図記号

 先ほど話した等高線に百メートルごとに振ってある高度であったり三角点と呼ばれる測量のために使われるもので(現在地の確認とかに使ってみては??)あったりとか、地図読みで必要な崖を表す記号であったり植生を表すものであったり送電線を示していたり(現在地確認に有効)、あとは一番大事な登山道が書いてありますね。

 

などです!以上!

 

 

 

ごめんなさい。長くなったので今回はとりあえずここまでとしておきます。

次はコンパスの使い方です。

 

 

次回「yama girl #4  そして彼女はコンパス使いに。」